1時間で髪の毛を塗れる! 簡単に見栄え良くできる6つのSTEP!

1時間で髪の毛を塗れる! 簡単に見栄え良くできる6つのSTEP!

今回はお絵かき系YouTuberとして活躍している湊ゆうさんの「1時間で塗れる髪の毛の塗り方講座」をご紹介。

 

6ステップ+αを踏むことで、1時間以内にレベルの高いアニメ塗りになる髪の毛の塗り方をメイキング形式で解説していきます。

 

▼目次

STEP1.光源を決める

STEP2.一番暗い色で影を落とす

STEP3.光を描き込む

STEP4.反射光を入れる

STEP5.前髪に肌の色を入れる

STEP6.オーバーレイを入れる

雰囲気を良くするオススメテクニック:髪の毛を描き加える

 

 

STEP1.光源を決める

髪の塗り方講座

髪の毛の下塗りまで完了した状態ではじめていきます。

髪の塗り方

はじめに光源を決めます。

 

光源を決めることで影が入る場所を認識しやすくなり、塗りの途中で迷うことがなくなります。

STEP2.一番暗い色で影を落とす

髪の塗り方

次にSTEP1で決めた光源が画面の左上から射しているので、光の反対側になる顔側に影を入れます。

今回使用する影の中で一番暗い色で、大まかな影を入れていくのがポイントです。1番暗い色を使うことによって中間色を決めやすくなるからです。

細かい影を追加していきます。

 

新規レイヤー(乗算)を作成し、不透明度を65%に下げて中間色で髪の毛の細かい影を塗りました。

 

髪の裏側には先ほど使用した1番暗い色で影を塗ります。 

ぼかしツールで頭の上部の影の境界線をぼかしていきます。シャープな影からソフトな印象へ変わりました。

STEP3.光を描き込む

光が強くあたっているところにざっくりと光を入れます。

 

今回は新規レイヤーを加算発光にし、不透明度を40%に落として塗りました。

 

今回使用しているCLIP STUDIO PAINTの発光には「加算(発光)」と「覆い焼き(発光)」の2種類がありますが、「加算(発光)」の方は柔らかい発光、「覆い焼き(発光)」の方は強い発光になります。イラストのイメージに合わせて使い分けていきましょう。

また、発光に使う色は白に拘らず、イラストのイメージに合わせて光の色を決めることで表現の幅を広げられます。今回のイラストは夕暮れをイメージしていたので、オレンジ系の色で塗りました。暖色系の色にすることで柔らかな雰囲気を出すことができます。

艶感を出す

つむじ周辺に髪の流れに沿った影を入れることで、艶感を表現しています。

 

天使の環とも呼ばれる髪の艶感を入れることにより、髪を綺麗に見せることができるのでオススメです。

STEP4.反射光を入れる

新規レイヤーの不透明度を60%に下げてエアブラシで反射光を入れていきます。

 

髪の毛の裏側など、影が濃い部分に青系の色を加えることで軽い印象にすることができます。影が重なって暗い印象を与えている部分に使用し、簡単に雰囲気を変えられるテクニックです。

STEP5.前髪に肌の色を入れる

エアブラシで肌に近い色を前髪に追加します。

 

これにより前髪に軽さを出すことができ、目の印象を高める効果に繋がります。

STEP6.オーバーレイを入れる

赤みが足りなかったので、新規レイヤー(オーバーレイ)を作成し、赤みを乗せます。このままだと赤みが強いので不透明度を50%に下げました。

 

最後にオーバーレイで色を乗せることにより、イラストの雰囲気を整えて見栄えの良い仕上がりにすることができます。

雰囲気を良くするオススメテクニック:髪の毛を描き加える

元のイラストに髪の毛を追加していくとディテールのレベルを上げた髪の毛になります。好みで描き加えていきましょう。

 

これにて完成です。

まとめ

  • 光源に合わせて影を入れる
  • 光の表現を考える
  • 反射光で軽い印象を出す

以上を意識して髪の毛を塗ることで簡単に見栄えの良い塗り方をすることができます。ぜひ、普段の色塗りの参考にしてみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!

さらに詳しく学びたい方は解説動画をチェック!

 

こちらの動画を見ると、まとめと作画工程を見ることができます。より理解を深めたい方は是非ご覧ください。

記事元の著者:湊ゆう

お絵描きYouTuberとして「お絵かき」に役立つ情報を発信しています。

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