知ってるだけで上手く描ける ジャージのコツ
2019.05.31
yaki*mayuさんの新シリーズ、「知ってるだけで上手く描ける 服装のコツ」第7回。この講座ではいろんな服装を描く上で、「事前に知ってるだけで、作画力がアップする知識」を紹介していきます。
描き慣れない服装で悪戦苦闘されている方や、服装の作画をワンランクアップしたい方は、是非ご一読下さい。
今回は、夏のイラストでよく描かれる「白いワンピース」や「麦わら帽子」などをまとめて「夏の日の服」のコツとしてご紹介したいと思います。
今までの”知っているだけで上手く描ける 服装のコツ"シリーズ第5回「ジャージのコツ」、第6回「レインコートのコツ」、また今回フリルを描くときに使用したテクニックが載っている第2回「メイド服のコツ」もチェックしてみて下さい。
▼目次
夏の服のコツ
麦わら帽子の描き方
強い日差しを表現するにはコントラストと彩度がポイント
夏のワンピースは透け感が重要
完成!!
それでは、今回のテーマである「夏の服」のコツを見ていきましょう。
夏の服の定番、「麦わら帽子」の描き方を紹介します。
麦わら帽子の日よけ部分の形状は、少し型崩れしている方が雰囲気が出るため、丸できっちりアタリを取らずに描くと良いでしょう。
また、線画を描くときには、藁を縁取るだけでなく時々穴を開けたりすると麦わら帽子らしくなります。
色塗りでは、コントラストや彩度を高めにすると夏の強い日差しが表現できます。
色を塗るときに意識するのが一番良いですが、上手く描けなかったときはペイントツールの色調補正を活用しましょう。
図のように「トーンカーブを下げる」「コントラストを上げる」「彩度を上げる」ことで、夏らしい色調に持っていくことができます。
こちらの名称と画像は「CLIP STUDIO PAINT」のものになりますが、他のペイントツールにも類似の機能がある場合が多いので是非活用すると良いでしょう。
夏のワンピースは「生地が薄い」のと「日差しが強い」ため、シルエットを薄く描画することでこれを表現できます。
これらを利用して、夏の服のイラストの完成です!
夏によく描かれる服装の描き方や塗り方、また色調補正方法など、「知ってるだけ」「意識するだけ」で夏の服らしさがアップするポイントを紹介させていただきました。
夏の服にも様々な形や情景があるので、今回紹介した中で自分のイラストで活用できそうな内容がありましたら是非使ってみてください。
このシリーズでは、一度読むだけで、その服装を描くときに思い出して活用できるようなテクニックをどんどん紹介していきます。 次回も服装別の「作画ポイント」や「描くときのコツ」をご紹介しますので、是非ご覧ください。
これからも頑張って、いちあっぷしていきましょう!それでは、ありがとうございました。
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フリーランスのイラストレーター。萌系イラストを中心に主にソーシャルゲームなどのキャラクターデザイン、スチル、カードイラストなどのお仕事をいただいております。晋遊舎「デジ絵の文法」「イラストレーションスーパーテクニック」での執筆、ホビージャパン「スーパーデフォルメ構図集 ラブラブ編」でのコラムの担当など、絵の講師としても活躍させていただいています。