簡単にフカンやアオリのキャラが描ける裏技!角度別の人物の描き方!

簡単にフカンやアオリのキャラが描ける裏技!角度別の人物の描き方!

絵を描くならば、アオリやフカンなど様々な角度からキャラクターを描きたいと思うことは多いでしょう。ただ、角度が変わるとパーツの見た目の長さや形が変わり、デッサンが難しくなります。

 

しかし簡単にそれっぽく見える描き方も存在します。今回はその描き方をメインに紹介します。

 

▼目次

角度による人物の見え方

角度別の人物の描き方(フカン)

角度別の人物の描き方(アオリ)

真横からの人物の描き方

 

 

 

角度による人物の見え方

アオリ・フカンの描き方

人に限らず全てのものは近くにあると大きく、遠くにあると小さく見えます。これは遠近感を表現するための基本であり、角度別の人物を描くうえでも重要な要素になります。

 

上のアングル(フカン)から見た人物は、頭、胴体といったカメラに近い部分が大きく見え、カメラから遠い手や脚などは、小さく短く見えます。

 

その逆も一緒で、下のアングル(アオリ)から見た人物は脚、手などが大きく見え、胴体や頭などカメラから遠いパーツは小さく見えます。当たり前のことを述べていますが、角度別の人物を描くうえで非常に重要なので必ず覚えましょう。

角度別の人物の描き方(フカン)

アオリ・フカンの描き方

上のアングルから見た人物の描き方は、アタリをしっかり取りさえすれば意外と簡単です。

 

まずは横向きの人物を描きます。遠近感により頭、胴体などが大きく見え、カメラから遠い脚などは、小さく短く見えることを忘れずに描きましょう。手と腕、足は邪魔になるので最後に描き足します。

 

次にアタリを取ります。顔(目の部分)肩、腰のくびれ、股関節、膝、足首にアタリ線を引きましょう。少し多いですが、すべてデッサンのズレを減らすために重要です。

 

そして、体の前部分の線をコピーし、アタリ線に沿ってずらします。角度のある胴体が簡単に描けます。その後、今描いた胴体とアタリに沿って反対側の脚と肩を描き、腕と足を描いて完成です。

 

上腕の長さは腰のくびれのアタリ、前腕は股関節のアタリを基に決めましょう。つま先もアタリを取って左右の長さを揃えるとズレが少なくなります。

角度別の人物の描き方(アオリ)

アオリ・フカンの描き方

下からのアングルから見た人物の描き方も基本的には同じです。アタリ線の向きが逆になる点だけ気を付けましょう。

 

また、この描き方だと足の裏が見えるのですが、実際に足の裏が見えることはありません。ほとんどの場合はカメラの位置関係上、視界に入らないからです。

真横からの人物の描き方

アオリ・フカンの描き方

角度のある人物を描くために真横からの人物を描く必要があるのでそこも併せて紹介します。

 

まずは頭の胴体のアタリを取ります。胴体は傾いた楕円のような形をしており、骨盤も大雑把には数字の「0」の形をしています。

 

その次に脚を描きます。ポイントとしては首と足首の位置は同じ位置にあることが重要です。また、太ももは垂直ではなく若干後ろに反っています。足は指のみが胴体よりも前にあることを覚えておくとよりリアルなデッサンになります。

 

角度別の人物を描くならば腕の描画は必要ないですが、描くのであれば肩の位置、それぞれの腕の長さに注意しましょう。肩は鎖骨の真下、背中の端にあります。ここから腕を伸ばします。

まとめ

以上の点をまとめると、

  • 全てのものは近くにあると大きく、遠くにあると小さく見える
  • アタリをしっかり取ろう

以上のことに気をつけて描いてみてください。

 

なお、もう少し詳しい情報は私の著書『デジタルイラストの「身体」描き方事典身体パーツの一つひとつをきちんとデッサンするための秘訣39』の方を参考にしていただければと思います。

身体だけでなく角度のある顔の描き方やちょっとした裏技も解説もしています!

 

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目下”SCPの人”と化しているフリーランスのイラストレーター。

 

様々な絵柄を駆使し、カードゲーム「マジンボーン・データカードダス」「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」のイラストや、4コマ漫画「BIOHAZARD THE TOON」の執筆、小説の挿絵などを手がける。また、絵の描き方本『デジタルイラストの「身体」描き方事典身体パーツの一つひとつをきちんとデッサンするための秘訣39』を執筆し、活動の幅を広げている。