ついつい沢山の色を使いすぎてしまい、「なんだか色が浮いて目がチカチカする…統一感がない…」と思うことはないでしょうか。そんな時は使用する色のアンダートーンを揃えると自然に見せることができます。
今回は最近流行りのパーソナルカラーの話も交えて、アンダートーンについて解説していきます。
▼目次
① アンダートーンとは
・イエローアンダートーン(イエローベース)
・ブルーアンダートーン(ブルーベース)
② 肌のアンダートーンからキャラクターの色設計をする
③ まとめ
① アンダートーンとは
例えば赤にも「黄みが強い赤」と「青みが強い赤」、2種類の赤があると思います。黄みが強い赤をイエローアンダートーン、青みが強い方をブルーアンダートーンと言います。
イエローアンダートーン(イエローベース)
「山吹色のような暖かみのある黄色」「サーモンピンクやコーラルピンクなど、オレンジがかったピンク」などの黄みを含んだ色、いわゆるイエローベースカラーのことを指します。
パーソナルカラーではスプリング(春)タイプ、オータム(秋)タイプの色が当てはまります。
明るいイエローアンダートーンは元気で快活、外向的、フレッシュな印象や柔らかい印象を、また暗めのイエローアンダートーンは重厚感や落ち着いたシックな印象を演出します。
ブルーアンダートーン(ブルーベース)
「レモンイエローのようなさわやかな黄色」「さくら色やフューシャピンクなど、青みがかったピンク」などの青みを含んだ色、いわゆるブルーベースカラーのことを指します。
パーソナルカラーではサマー(夏)タイプ、ウィンター(冬)タイプの色が当てはまります。
明るいブルーアンダートーンは淡くはかなげ、内向的、幻想的で清涼感のある印象を、また暗めのブルーアンダートーンはコントラストがはっきりとして派手でかっこいい印象を演出します。
色を選ぶとき、どちらかのアンダートーンに統一させることによって自然な色使いに見えます。自分の描きたいイラストに合わせてアンダートーンを決定してみましょう。
② 肌のアンダートーンからキャラクターの色設計をする
三次元の人間に似合う色があるように、二次元のキャラクターに似合う色を考えて色設計をしてみましょう。
まず最初に肌の色を決めます。左の黄色い肌の子がイエローアンダートーン(いわゆるイエローベース)、右のピンク肌の子がブルーアンダートーン(いわゆるブルーベース)です。
次に髪と目の色を決定します。
最後に服を決めて完成です。
イエローアンダートーンのキャラクターは元気な印象に、ブルーアンダートーンのキャラクターは大人しい印象になるので、キャラクターの性格からアンダートーンを決定するというのも面白いですよ。
③ まとめ
このようにメインカラー・サブカラー・アクセントカラーのアンダートーンを統一させると違和感のない、自然なイラストに仕上げることができます。様々な色の組み合わせを試してみて、ぜひ自分好みの色使いを見つけてください!
著・画 川下ろっかく
フリーのイラストレーター。主にPBWで活動させていただいております。普段はpixiv等で講座と女の子描いてます。
Twitter:https://twitter.com/nagaredasu