知ってるだけでうまく描ける!冬服のコツ

知ってるだけでうまく描ける!冬服のコツ

yaki*mayuさんの新シリーズ、「知ってるだけで上手く描ける 服装のコツ」第1回がスタート!この講座ではいろんな服装を描く上で、「事前に知ってるだけで、作画力がアップする知識」を紹介していきます。

 

描き慣れない服装で悪戦苦闘されている方や、服装の作画をワンランクアップしたい方は、是非ご一読ください。今回はシリーズ初回として、私服の中でも「冬服」のコツをご紹介したいと思います。

 

▼目次
冬服のコツ
 コートは重さを意識しよう
 マフラーの結び方を決めよう
 長髪はマフラーに巻き込む
 ブーツは筒と靴の組み合わせ
完成!

 

 

冬服のコツ

それでは、今回のテーマである「冬服のコツ」を見ていきましょう。

コートは重さを意識しよう

冬服といえばコート。まずはじめにコートを描くときのコツをご紹介します。


コートで意識することは「重さ」です。コートは分厚く重いため、シワは少なく下に向かって垂直なシルエットを描きます。


また、関節部分のシワは深く大きくなります。これらを意識するだけで、コートの作画力がアップします。

マフラーの結び方を決めよう

次に冬服でよく描かれるマフラーについてのポイントを紹介します。


マフラーを描く時は、結び方を決めることが大切です。マフラーの結び方をネットで検索してみたり、実際にマフラーを巻いてみたりして、どの結び方にするか、またどういう形になるかをしっかりと確認してみましょう。

長髪はマフラーに巻き込む

マフラーにはもう一つポイントがあるので、紹介します。


マフラーを巻いているキャラクターが長髪の場合は、髪をマフラーに巻き込むと自然な印象になります。その時に髪が膨らんでいるように描くと上手な印象になり、キャラクターの魅力もアップするためおすすめです。

ブーツは筒と靴の組み合わせ

次に、冬服でよく描かれるブーツについて紹介します。


ブーツを描くときは、普通の靴と筒のイメージで描くと良いでしょう。ピッチリしたタイプのブーツを描く場合は、筒を脚のラインに添わせます。

 

ピッチリしたブーツはファスナーがないと脱ぎ履きできないため、チャックなどの開閉するためのパーツをつけることを忘れないようにしましょう。

完成!!

これらを利用して、冬服のイラストの完成です!

 

コートの重さやマフラーの結び方、ブーツの描き方など、「知ってるだけ」「意識するだけ」で冬服らしさがアップするポイントを紹介してみました。冬服にも様々な服装があるので、今回紹介した中で活用できそうなポイントがありましたら是非使ってみてください。

 

このシリーズでは、一度読むだけで、その服装を描く時に思い出して活用できるようなテクニックをどんどん紹介していきます。次回も服装別の「作画ポイント」や「描く時のコツ」をご紹介しますので、是非見てください。

 

これからも頑張って、いちあっぷしていきましょう!それでは、ありがとうございました。

著・画 yaki*mayu

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フリーランスのイラストレーター。萌系イラストを中心に主にソーシャルゲームなどのキャラクターデザイン、スチル、カードイラストなどのお仕事をいただいております。晋遊舎「デジ絵の文法」「イラストレーションスーパーテクニック」での執筆、ホビージャパン「スーパーデフォルメポーズ集 ラブラブ編」でのコラムの担当など、絵の講師としても活躍させていただいています。