描き始めたばかりだと、体を描くのって難しいですよね。正面なら描き慣れたが、斜めを向いたりと角度がついた体を描くのが苦手……そんな方に、角度のついた胴体を描きやすくする講座をお届けします。
▼目次
角度のついた胴体を描く方法
胴体を肋骨・骨盤の2つに分けて考えると描きやすいです。
最初に肋骨と骨盤を配置して肉付けをしていきます。描きたい角度によりますが、各パーツを重ねて、隠れる部分を作ると「角度が付いている」と伝わりやすい絵になります。
角度をしっかりと見せるために、肉付きを反映させる
骨盤と肋骨のパーツを重ねるときに重要なのは、線の重なりでくびれを表現することです。くびれが表現されることで、角度がしっかりついているように見えます。
ヒネリの表現に応用する
このアタリの取り方を応用して、ヒネリをつけてみましょう。胴体に限らず、ヒネリを加えることで動きのある絵に仕上げられます。
人間は変化があるものに刺激を感じやすいので、動きを加えることで絵の魅力が増しますよ。
肋骨と骨盤を別々に考えよう
ヒネリを加えると言っても、いきなり全体から考えるのは困難です。ここでも肋骨と骨盤を別物として考え、それぞれ動きをつけてみましょう。
身体的限度はあれど、背骨を使って肋骨と骨盤は方向を傾けたり、回転させることができます。それらの動かし方を組み合わせて、多様なヒネリを描いてみましょう。
胴体を描きやすくするアタリの取り方
最後にまとめとして、今回のテクニックの使い方をご紹介します。
- まず、肋骨の角度を考えよう! 少し、左斜めに回転させました。
- 肋骨の角度が決まったので、次は骨盤の角度を決めよう! 「くの字」を作りたいので、肋骨とは異なる回転をかけました。
- 肋骨と骨盤の角度が決まったので、肉付けしよう! このとき、くびれの重なり具合は、骨盤の角度を参考に。
これで動きをつけられました!角度をつけるのが難しいと思ったら、このアタリのとり方を試してみてください。
著・画 ゼロモモ
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