今回は水に浮かぶ“もの”の描き方。背景イラストレーターとして活躍している有馬憲吾さんが紹介してくれます。
中々、難しい水の表現ですがポイントを押さえれれば簡単にそれらしく描けるようになります。記事の最後にはより深く解説した動画もあるので要チェックです。
水に浮かぶものの描き方
まず、水の上に蓮の葉のような物質が浮かんでいるとします。
水の上に何かが浮かんでいるときは、図のように周囲に凹みができます。その凹み部分に光が反射して、ハイライトや影が周りにできます。
つまり、葉の周りにハイライトと影を描くだけで簡単に水面に浮いているような描写ができるのです。
さらに波紋を描いてあげると、動きが加わり水面に浮いている感が生まれます。
ここからは影を入れて、より立体感を出していきます。影は水中にできるため、ぼやっとした描写にします。。
水の底が浅い場合は、水底にうつる葉の落ち影を入れることで、水の浅さが分かりやすくなります。
光の反射を多めに入れてあげることで水特有の透明感が引き立たせました。
水面の反射を注意して観察すると、周囲にある色や物体が水面に反射して写り込んでいます。描いていく周囲の情景に合わせて、水の色彩や光・影のテイストを変化させていくことが大切です。
より深く学びたい方は動画をチェック
こちらの動画の後半から水に浮かぶものの描き方をより詳しく解説しています。理解を深めたい方はご覧ください。
有馬憲吾のプロフィール
印刷会社を退職後、友人とデザイン会社を設立。現在イラストレーターとして活躍中。
モットー『なんでも楽しくやる』
座右の銘『面白き事も無き世を面白く』
イラスト、デザインのお仕事は随時受付中です。
Twitter|https://twitter.com/arimac02