性別・年齢別の顔立ちを徹底理解! 顔の描き方講座 - 描き分け編 -

性別・年齢別の顔立ちを徹底理解! 顔の描き方講座 - 描き分け編 -

漫画やアニメ、ゲームには主人公以外にもたくさんの登場人物がいます。

 

「どのキャラも似ていて判断がつかない」という経験はありませんか?

  • 女子学生のキャラが髪型しか変わらない
  • 子供から老人の描き分けがシワの数だけしか変わらない

なんていうことも。

 

今回は、性別や設定違いをもとに「顔の描き分け方」をご紹介します。性別や年齢の描き分けができると、作品に深みがでます。

 

性別による描き分け

男女による顔の違い

男女による顔の違い
 
性別による描き分けのポイントは

  • 男性:四角をベースとした角ばった形状で、直線で構成する
  • 女性:卵型や丸をベースとした丸みを帯びた形状で、曲線で構成する

という違いをつけます。

年齢による描き分け

子供の顔の輪郭やパーツは丸みを意識します。年齢が若いほど丸く、年齢を重ねると長細くなるイメージです。
年齢による描き分け
 

老人の顔

老人っぽい顔の特徴は「鷲鼻」「たれ目」を用いると良いでしょう。


肌が垂れ下がって出来るシワは、たくさん入れればOK! というわけではありません。筋肉の流れに沿った位置に入れることで、より自然な仕上がりになります。


▼(参考)顔の筋肉とは?


顔の筋肉
 

設定による描き分け

設定によって顔を描き分ける場合は、輪郭の形やパーツを設定にあわせて組み合わせることで、意図した方向に近づけられます。


例えば年齢が40代の男性なら

  • 男性:直線的で四角い輪郭
  • 老人:「鷲鼻」と「たれ目」
  • 年齢:シワは部分的

という組み合わせで描けます。
おじさんの顔
 

中性的な表現は異性のパーツを取り入れる

中性的なキャラクターの描く場合は、異性の特徴を取り入れると良いでしょう。


基本となるベースに

  • 女性的な男性 → 女性のフェイスライン
  • 男勝りな女性 → 男性的な直線の眉毛

などを入れるイメージで描きます。
中性的な顔
  
いかがでしたでしょうか。

年齢や設定による描き分けポイントを意識して、魅力的なキャラクターを描いてみて下さいね。

▼顔の描き方講座 - デッサン編 - はこちら!