頭身によってキャラクターの印象が変わる
キャラクターデザインで重視される「頭身バランス」。今回は、イメージを大きく左右する頭身に合ったジャンルや、アイデアの広げ方について考えてみましょう。
ジャンルと頭身の関係
7〜8頭身
現実世界ではモデル体型と呼ばれる頭身です。
厚塗りなどのリアルなキャラクターや美麗系、乙女ゲーム風の女性向けのイラストで求められることが多い頭身です。頭部が小さく体の割合が多いので筋肉質なキャラクターなど体型、体格の良さが見せ所のキャラクターにも向いており、低い頭身に比べて顔立ちもリアル寄りになります。
逆にリアルに見せる=目元が小さくなるので幼いキャラには向きません。男性キャラ、大人の女性キャラと相性が良いと言えます。
5~6頭身
アニメやゲーム、ライトノベルなどのイラストで使われることが多い頭身です。
頭部がやや大きめな為、表情も良く見えるので顔周りがキャラクターの見せ所となってきます老若男女の全てを当てはめることが出来る汎用性の高い頭身です。
2〜3頭身
幼いキャラクター、デフォルメキャラクターの頭身です。
「可愛い」という印象を与える為、幅広い層に支持されやすいです。4コマ漫画やグッズ、ゲームのバトル画面などでよく用いられます。細かな描写よりはキャラクターの特徴を強調することが大切なので高いデザイン力が求められます。
同じ「ちびキャラ」でもこんなに種類が
同じ頭身バランスでも、身体や手足のバランスを変えることで印象を変えることが出来ます。
2頭身を例として、デフォルメのポイントに合わせた派生型を考えてみましょう。
デフォルメをきかせたキャラクターにもこれだけのバリエーションが考えられます。
意図や目的に合わせた頭身の選び方を是非イラストに取り入れてみてくださいね。