光源の意識と線の強弱がポイント! 線画を上手に描くコツ

光源の意識と線の強弱がポイント! 線画を上手に描くコツ

絵を描き始めたばかりの人は「線画が何故かイマイチになる」と思ったりしていませんか?今回は線画を上手に描くコツをご紹介。線画に立体感を持たせて、映える線画を描けるようになりますでしょう。


▽目次
ラフを用意する
映える線画を描くコツ
線の具体性をあげよう
線の抑揚をつけよう
筆圧をコントロールしよう
線画のクオリティが上がれば、絵の完成度も上がる!

 

 

ラフを用意する

[画像1]

今回は線画についてなので、ラフの描き方は割愛しますが、はじめに土台として、ラフを描きます。

 

ポイントだけ述べると、大まかなシルエットはこの時点でしっかり決め込みましょう。ラフの精度も様々ありますが、ある程度細かく描いておくと線画作業が迷いなく進むのでラクです。描きなれているモチーフであれば、大雑把なラフでも良いでしょう。

 
[画像2] [画像3]

左の絵は筆者が描いた線画です。右の絵がイラストを描き始めてから半年ぐらい経った人の例。なにも指示無くこちらのラフから線画を描いてもらいました。
 

絵の印象が大きく違うことが分かると思います。どこが違うのでしょうか?

映える線画を描くコツ

線の具体性をあげよう


[画像4]

まず大きく違うのは、線の具体性です。

 

右の絵は、線に不安定さがないのは良いのですが、なんとなくの形で描かれているので物の形がしっかり見えてきません。袖のフリルやスカートのひだや髪留めなど、ディテールの追い方が不十分です。


この状態でいざ塗り始めると、塗りで形を起こすのに苦労してしまいます。始点から終点までを、きちんと完結させる事を意識しましょう。

線の抑揚をつけよう

 [画像4_2]

次に大事なのは、線の抑揚です。実は線にも光源を感じさせることができます。光があたる部分は“線は薄く繊細”に、影の部分は思い切って“しっかり太く”描くのがポイントです。

 

上の絵では今回の光源は左上に設定したものです。赤字で記した場所は、影ができる部分なのでハッキリとした線を描いています。

 

さらに光と影の関係性でもうひとつ。張り付いた場所(例:胸の服の部分など)は“細く”、立体的で手前や奥に形があるもの(例:スカートのヒダや足の境目など)は“太く”描くと、立体感のある線画を描けます。

 

ものの形によって太さを変えると良いでしょう。

筆圧をコントロールしよう

 [画像5]

試しに、同じブラシで線をひいてみます。

  • 一番上:力を入れずに細く引いたもの
  • 真ん中:抑揚をつけて、同じサイズで最大値と最小値をおりまぜたもの
  • 一番下:筆圧強くひいたもの

おなじサイズのブラシでも、これだけ違いが出せます。時にはより補足するために、部分的に消しゴムで消したり、より太くするために何度か重ねて引いたりもしましょう。

線画のクオリティが上がれば、絵の完成度も上がる!

 [画像6]

ここまで線画で決め込めれば、塗りで迷うポイントが減り、完成度が上がりやすくなります。

最後に

今回は“見やすく映える線画”のポイントでした。
イラストの描き方には正解はないので一つの方法としてぜひチャレンジしてみてください。

 著・画 なぎかわみん   

フリーのイラストレーター。主に広告系イラストとソーシャルゲームイラストを制作させていただいております。
Twitter:https://twitter.com/mominagi
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