シルエットの強調が大切!メカ・サイボーグの描き方
2020.06.16
koutetu yarouです。これまで「メカ」をテーマに講座を紹介してきました。第三回目となる今回は「メカをメカらしく塗る方法」についてお話していきます。
では早速本題に入りましょう。材質やカラーリングについて重視したキャラクターコンセプトアートを作っていくことにします。
▽目次
全2回分の講座を生かし、今回も「ギャップ」を重視した考え方でキャラクターを構成していきます。
今回のテーマは「赤鬼」。金砕棒を持ち、いかにも殴り合いが得意そうなデザインでいきます。イカついレッグガード・アームパーツ・金砕棒と、しなやかで余裕のある女性を組み合わせて印象に残るキャラクターデザインを意識します。
ラフが出来たら、そのまま線画を描きます。
ここからが今回の本題です。塗りの作業へ入っていきます。まずグレースケールで描いていきます。ここが塗りの叩き台になります。大まかに、それぞれの材質を頭の中で組み立てていきましょう。
今回だと下記のようなイメージです。
意識したポイントをまとめた注釈をつけています。こういうことを考えるのは、楽しいので説得力もでます!是非是非やってみましょう!まとめたポイントを意識しながらカラーリングを決めていきましょう!
配色も「もし現実にあったらどうなるだろう」など考えながら作業すると、それっぽくなるかもしれません!
■意識したポイント
ここまでは大まかな材質・カラーリングの方向性を決めました。
さらに仕上げを行って、それらをブラッシュアップしていきます。上図が仕上げ後になります。
各部位をフォーカスしてみていきましょう。
キャラクターのバストアップはもっとも見られるポイントです。塗り分けによってアクセントを配置して効果的に演出しましょう!
■バストアップで意識したポイント
それぞれのポイントをブラッシュアップすることにより、リアリティを演出し、キャラクターに物語が生み出せます!
■全体で意識したポイント
今回はメカや金属の材質を塗り分けることにより生み出せる説得力・演出効果を解説させて頂きました。こういった小さな部分へのこだわりは、メカだけでなく様々なテーマに応用可能です。小さなポイントですが、効果は絶大ですので、是非活用してみてください!
フリーランスコンセプトアーティスト・イラストレーターとして活動中。