アジアの国際的アートイベントASIAGRAPHとは? 受賞作品に迫る!

アジアの国際的アートイベントASIAGRAPHとは? 受賞作品に迫る!

日本のマンガやゲーム、アニメといったエンタメ作品は、今や世界中で楽しまれるようになりました。そして日本でも同じように、ハリウッドの映画はもちろん韓流アイドルやインド映画、中国開発のゲームなど世界中のエンターテイメントが楽しまれています。

 

このエンターテイメントの広がりは、クリエイターに対して国際的に活躍するチャンスを与えています。そのアートイベントのひとつがASIAGRAPHです。

 

▼目次
日本から韓国中国、インドから中東まで!アジア中から作品の集まるASIAGRAPHとは?
2018年の最優秀作品は、中国のイラストレーターMonaさんと韓国のKallistoさんが受賞!
 「The Moment」
 「RED knight」
 「初音ミクと未来部門」(小中学生の部)は、14歳の日本人クリエイターが受賞!
 「電子の命」
ASIAGRAPH2019は作品募集中!
  ASIAGRAPH 2019年度 CGアートギャラリー公募展示部門

 

日本から韓国中国、インドから中東まで!アジア中から作品の集まるASIAGRAPHとは?

ASIAGRAPHは、アジアを舞台に国籍も年齢も様々なクリエイターから魅力的な作品が数多く集まる国際的なアートイベントです。アジア中のクリエイターからイラストや映像など、デジタルで作られた作品を募集しています。

 

中にはクリプトン・フューチャー・メディア株式会社のご協力による「初音ミクと描く未来部門」という賞もあり、小中学生の部では、去年は日本の14歳のクリエイターが受賞しました。

 

そこで今回、「いちあっぷ」を運営するMUGENUPは、クリエイターの国際的な活躍を応援すべくASIAGRAPHをご紹介する内容をお届けします。

2018年の最優秀作品は、中国のイラストレーターMonaさんと韓国のKallistoさんが受賞!

ASIAGRAPHのCGアートギャラリー部門は、2007年から作品を募集。12回目となったASIAGRAPH2018では、アジア17の国と地域から、約700点もの作品が集まりました。

そのBest Work作品(最優秀作品)を紹介します。

 「The Moment」

作品名:「The Moment」
作者:Mona(China)

 

―― 受賞のお知らせを聞いたときの感想などを教えてください。


まず、ASIAGRAPHの実行委員会の皆様に感謝の気持ちを伝えさせていただきます。皆様のCG事業に対する不断の支援に深く感銘を受け、尊敬しております。

 

ASIAGRAPH実行委員会はCG業界の模範であり、アジアの芸術家にとってこのような有力な支援は本当に大きな価値があると思います。

 

―― 受賞した作品について教えてください。


私は2019年の中国の春節(旧正月)に最優秀賞の賞状を受けました。私にとって、この賞状は冬の寒さの中でいただく温かいお茶のようでした。

 

創作は私の人生において極自然のことであり、自分の成績を誇るのはあまり好きではありません。しかし私が受賞したことを知人のJoeさんがSNSで友達に共有してくれて、そのおかげで皆からおめでとうと祝福の言葉をかけてもらいました。Joeさんに感謝しています。 


以下は、賞状を受け取った時にASIAGRAPHアートギャラリー代表の喜多見康教授(文京学院大学)へお送りした返信です。これはその時の私の気持ちを表しています。 

 

“尊敬する喜多見先生、こんにちは。 

中国の春節にあたり、賞状を受け取りました。望外の喜びを下さり、ありがとうございます。これは祝日の中で一番嬉しいプレゼントです。 

 

自分が情熱を傾ける創作活動のために、これからもずっと歩き続けることができることを願っています。今年はもっと多くのことに挑戦し、心身ともに疲れきってしまうかもしれません。しかし、皆様の応援を支えに、何も恐れず、がんばってまいります。

 

最後にもう一度感謝の言葉を申し上げます。新しい一年に先生とASIAGRAPH運営チームのご健康とご多幸をお祈りします。
  Mona敬上“

 

―― ASIAGRAPHへの参加を考えているクリエイターに向けてのメッセージをお願いします。

 

ASIAGRAPHは長年にわたってCG業界に貢献し、多くのクリエイターに素晴らしいチャンスをもたらしてくれています。この機会を通して、あなたは多くの人に出会うことが出来、たくさんのことを学ぶことが出来ます。

 

芸術家の宿命が「孤独の中で創作する」であるとすれば、ASIAGRAPHは他人の視線を気にせず、「孤独」をむき出しにすることができる場所です。ここでは創造の本音に従い、嘘偽りなく素直な自分自身になることができます。それによって周囲との関係を損なう心配ありません。

 

これからも私はCGアートの道を走り続けていきます。人生が続く限り、創作活動も続いていきます。一緒に頑張りましょう。

「RED knight」

作品名:「RED knight」
作者:kallisto(Korea)

 

―― 受賞のお知らせを聞いたときの感想などを教えてください。

 

ASIAGRAPHは2回目の参加でしたが、最優秀賞を頂けるとは思ってもいませんでした。

 

受賞したことを知り、ASIAGRAPHのWebサイトを確認すると、私の作品がとても大きく掲示されているのを見て嬉しかったです。家族も喜び、サイトのメインにある私の作品を自慢していました。本当に光栄です。

 

―― 受賞した作品について教えてください。

 

受賞作品名"RED"は、作品のポイントカラーとした赤色から決めています。

 

私は鋭い形の鎧が好きで、そういう作品をたくさん描くのですが、それに飽きて今回は、少し丸みを帯びたイメージの鎧を描きました。普段、使わない形を描くことで特に注意を払っています。全体としては鎧を身につけ、躍動的で強烈なセクシーな女性を表現したかったのです。

 

―― ASIAGRAPHへの参加を考えているクリエイターに向けてのメッセージをお願いします。

 

ASIAGRAPHに参加する全ての作家たちが、良い結果を得ることを祈ります。受賞の感動と喜びを感じて欲しいです。最善を尽くした上で自信を持って大会に臨んでください。

「初音ミクと未来部門」(小中学生の部)は、14歳の日本人クリエイターが受賞!

優れた作品の集まるASIAGRAPHですが、注目なのは「初音ミクと描く未来部門」。

 

クリプトン・フューチャー・メディア株式会社のご協力のもとで開催されるこの部門は、世界中を魅了する初音ミクをはじめ、鏡音リンや鏡音レン、巡音ルカなど、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社のキャラクターをテーマとした部門です。

 

「初音ミクと描く未来部門」のうち、「こどもCGコンテスト部門」は将来のクリエイターを目指す15歳以下の小中学生が、「パソコン甲子園高校生国際部門」は高校生の皆様が対象となります。

 

「初音ミクと描く未来部門」(小中学生の部)には、中国や台湾、韓国からも作品が集まりましたが、去年の最優秀作品受賞者は日本の涼那さん。なんと14歳での受賞でした。

 「電子の命」

作品名:「電子の命」
作者:涼那(Japan)

 

―― 受賞のお知らせを聞いたときの感想などを教えてください。

 

受賞メールを何度も見返してしまうほど実感がわかない出来事でした。この賞が自分の実力が認められた証だと思うと本当に嬉しいです。ありがとうございます。

 

―― 受賞した作品について教えてください。

 

色にこだわってイラストを制作しました。色の統一性が取れているか、彩度が高くないか……など、イラストを見たときに違和感のない色合いになっているかどうかに注意しています。

 

―― ASIAGRAPHへの参加を考えているクリエイターに向けてのメッセージをお願いします。

 

ASIAGRAPHに参加するのはとても重要なことだと思います。このコンテストを通じて自分の絵について改めて気付かされることがあったり、これからの活動への自信に繋がったりしました。受賞を逃してしまったとしてもリスクはありませんので、勇気を出して応募してみてほしいです。みなさんの活動を応援しています。

ASIAGRAPH2019は作品募集中!

ASIAGRAPHは2019年も開催。現在、作品を応募受付中です!

 

11月には幕張メッセでASIAGRAPH2019年度 CGアートギャラリーも開催予定。優れたクリエイターと作品との交流や、新たなチャンスをつかむため、皆様もぜひ応募してみてはいかがでしょうか。

ASIAGRAPH 2019年度 CGアートギャラリー公募展示部門 

募集要項:http://www.asiagraph.jp/koubo.html

 

■    第一部門:CGアート作品公募部門 「CGアートギャラリー」(募集中:2019年8月13日時点)
アジア地域で出生、居住もしくは国籍を保有する者・団体。プロ、アマ、学生不問。CGが主要な表現手法となっているオリジナルのアート作品。(静止画のみ)

http://www.asiagraph.jp/1st.html

 

■    第二部門:動画(アニメーション)作品公募部門 「CGアニメーションシアター」(募集終了)
アジア地域で出生、居住もしくは国籍を保有する者・団体。プロ、アマ、学生不問。オリジナルのCGアニメーション作品。(ただし、実写編集中心の映像作品は対象外)

http://www.asiagraph.jp/2nd.html

 

■    第三部門:学生(25歳以下)アニメーション作品公募部門(募集終了)
日本に在住、もしくは日本国籍を保有する学生及び卒業生で、応募時の年齢が25歳以下の者。(大学院、大学、専門学校生が主な対象。高校生以下も応募可)オリジナルのCGアニメーション作品。(ただし、実写編集中心の映像作品は対象外)

http://www.asiagraph.jp/3rd.html

 

■    第四部門:こどもCGコンテスト部門(募集中:2019年8月13日時点)
アジア地域で出生、通学、もしくは国籍を持つ中学生以下のこどもを対象に静止画、動画作品を募集する。

http://www.asiagraph.jp/4th.html

 

■    特別公募部門:パソコン甲子園高校生国際部門(募集中:2019年8月13日時点)
アジア地域の高校生が、CG作品によって優れたアイデアと表現力を競い合い、スキルアップし、情報化社会を支える人材となることを目的として、パソコン甲子園と共催する。

http://www.asiagraph.jp/sp.html

 

■    その他

・募集期間:2019年6月1日(土)~9月22日(日)

・課題:自由

・応募料:無料

・入選:ASIAGRAPH CGアートギャラリーにて、作品が展示・上映されます。

 

詳しくはそれぞれのURLからご確認ください。

 

《著作権表記》
Copyright © 2019 ASIAGRAPH.  All Rights Reserved.
© Crypton Future Media, INC. www.piapro.net piapro「電子の命」涼那