棒立ちからの脱却! キャラの魅力を引き出すポージングのコツ4選
2015.12.08
ロボットは格好良く立ってるだけでも十分魅力的ですよね。さらに動きのあるポーズをつけることで、個性を表現でき、より格好良いロボットイラストを描くことができます。
しかしロボットは複雑なので描くのが大変そうだし、動きをつけるのはもっと難しそう。そう思っている方は多いのではないでしょうか。
今回はそんな方のために「人間を元に人型ロボットのポーズを描く方法」をご紹介します。
▼目次
人型ロボットは人間のパーツをそれぞれロボットのものに置き換えたキャラクターなので、人間を描くときと同じやり方でポーズを取らせることができます。
今回は「人間っぽいアタリ」を描いて、そこから「パーツを着せていく」やり方をご紹介します。
それでは、さっきのロボットにポーズをつけてみましょう。
この時点では棒人間でも構いません。描きたいポーズを描いてみましょう。
なぜロボなのに人間っぽく描くのか?というと、最初からロボットの硬質さや可動を意識してしまうと躍動感が薄れてしまうためです。ポーズにひねりやしなりをどんどん取り入れていきましょう。正確な人間を描くのではないので、だいたい人間っぽく描けばOKです。
このとき、まず「元となる立体」を描くということを意識しましょう。ディティールを先に描き込んでしまうと立体としての形がおかしくなってしまいがちです。まずはおおまかな形から、ということを頭の隅に入れておきましょう。
描いているうちにパーツ同士の干渉が起こり「こんなポーズ無理!」となるかもしれませんが、デフォルメ、変形させておかしく見えないようにしましょう。上手くハッタリを効かせることで、躍動感のあるポーズが描けます。
パーツを浮かせたりすることでも動きをつけられます。人間が体を動かすと服も一緒に動くのと同じですね。
ラフを描き終わったら、それを元に清書して完成になります。このとき、正確に線を引こうとして下書きの躍動感が消えないようにしましょう。
人間と同じで、ロボットもポーズでより魅力的、個性的に見えます。今回のテクニックを使って、より格好良いポーズのロボットを描いてみましょう。
魅力的なポーズの描き方はこちら
フリーランスのイラストレーター。漫画の色塗りなどもさせていただいてます。