【いちあっぷアンケート 特別編①】 同人サークル活動の告知方法の主流は、○○!
2015.08.18
コミックマーケット88(C88)が2015年8月14日~16日に開催され
今年もたくさんの方が参加し、大変な賑わいとなりました。
いちあっぷ講座編集部も出張取材!8月14日コミケ1日目を中心に個人ブース出展者さん90名を対象に、同人サークルで活動する方が気になることをアンケートで調査してみました。
今回は島サークルを中心に86人の同人作家さんに、
についてアンケート調査をしてみました。
サークル参加をしたことがない方にオススメの記事です。
印刷会社への入稿の締切は半月前が主流と言われています。この締切に合わせて同人作家さんはいつ頃から原稿に着手するのかを調査してみました。結果は下図のようになりました。
アンケートを実施してみると、1~2ヶ月前から描き始める方が多いという結果になりました。夏コミの場合、サークルの当落通知が6月中旬に発表されるため、その結果が分かり次第描き始めた同人作家が多いと考えられます。中には一週間前、三日前などかなりの短期間で制作するという猛者も。
一方で、全体の20%を占めたサークル当落通知前から描き始める方の多くは
という理由がありました。
6ヶ月以上前から描き始めた方に詳しく聞いてみると、「仕事が忙しく制作時間が限られているため早い段階から描き始めないといけない」とのこと。作家としての活動と、お仕事や学業を両立させるには、やはり計画性が大事ですね。夏休みの最後に宿題をするタイプの方は、締切を落とさないように注意しましょう。
『ラブひな』や『魔法先生ネギま!』を代表作とする漫画家の赤松健さんが
「コミケは商業作家の養成所みたいな場所で、ここが潰されると商業作家のパワーが落ちる」
(オタポル「“オタク叩き”で炎上した『TVタックル』が“同人とTPP協定問題”を取り上げる」より一部引用 http://otapol.jp/2015/03/post-2573.html)
と述べるように、近年のコミケはプロを目指す方の大事な作品発表の場、という見方もできます。同人活動を通して、お仕事の依頼が来た人はいるのでしょうか?
調査を通じ、同人活動をきっかけに仕事を受けた人は22%いることがわかりました。イラストレーターや漫画家になる方法として学校に通うという選択肢もありますが、同人をはじめ様々な活動を通して自身の実力をアピールしていけば企業関係者の目に止まりプロになるケースもあるようです。
作家としてのデビューを視野に入れている場合、オリジナル作品の制作もしてみましょう。作品のキャラクターや世界観、ストーリーを制作する力も求められるプロの世界。作品のファンだけにとどまらず、作家自身のファンを生みだせるかがポイントとなります。コミケ以外にも、クリエイターEXPOや、コミティア、ワンダーフェスティバル(ワンフェス)など、人と会って作品を発表するイベントは数多くあります。是非積極的に参加してみてはいかがでしょうか。
※本取材は、コミックマーケット準備会への事前確認と審査を経て実施しています。